日本語教師養成講座

イギリスで「日本語教師養成講座」と実技・実践

(日本語教育能力検定試験対策を含む)

“熱い日本人、篤い日本語教師でありたい…!”そんな心ある日本語教師を大切に、確実に養成・支援していきたいと考えています。あなたはどんな“日本語教師”をめざしますか?

こんな考えの方に当校の講座をおすすめします。

  1. 一人ひとりの日本語の力を確実につけていける。
  2. 日本語能力がゼロの人から新聞が読める・仕事でつかえる人まで教えられる。
  3. 試験対策や企業の要望(期間・内容)に応じてカリキュラムなどを自在に作れる。
  4. 一人の学習者から20人以上のクラスでも対応できる。
  5. 将来的には自分で教室を開き、地域の方に日本文化の紹介や日本語教育を広げられる。

※講義内容は「日本語教育能力検定試験」の出題範囲に対応しています。

  1. 講座内容について
  2. 日本語教師の本音「大変なこと」はズバリ…?
  3. 教授法について
  4. 日本語教師の信条

⇒資料請求・お問合せ info@itojapanese.com

1.講座内容

『理論』『実践』そして、『実技』をそろえます。
基本は「日本語の能力がゼロの人にも日本語だけで効率的に教えられる教授法」です。世界中で活躍する日本語教師は自分が使いたいテキストでやりたい授業を教えたい生徒だけに教える。ということを言っていてはなかなか難しいでしょう。それよりも与えられた場で求められた教科書を使い、学習者の目的に合わせて授業を組み立てられる柔軟な教師が求められています。その為に必要な“実践的能力を養成”します。また、講義は毎年10月に行われる「日本語教育能力検定試験」の出題範囲にも結びつけて組み立てられています。後期課程では検定対策も行います。

7つの重要項目として

(1)「説明」するのではなく「理解」させる。
(2)「暗記する」授業ではなく「考えさせる」授業ができる。
(3)「早く、分かりやすく、そして、楽しく」教えられる。
(4)豊富な実技訓練で的確な指導方法を身につける。
(5)教育計画(コースデザイン)・学習項目(シラバス)・教材開発能力を身につける。
(6)現場主義!講座中に実習を行うことにより、即現場で活躍できる。
(7)基礎から上級レベルの授業まで対応できる能力をもった教師。

「学習者の学習段階・理解度に合わせて、求められた日本語能力を限られた時間で身につけてもらうためには」といった様々な要望に柔軟に対応できる教師を養成します。

(1)「説明」するのではなく「理解」させる教師を育てます。
日本人として当たり前のように使ってきた国文法を客観的に「外国語としての日本語として捉える視点」を養います。日本語の仕組みを日本語が分からない学習者に「どうやって理解してもらうのか」に重点をおき学んでいきます。「どうやって」の部分を具体的に明確に習得します。

(2)「暗記する」授業ではなく「考えさせる」授業ができる教師を育てます。
海外旅行に行く前にホテルで使う便利な英語を覚えるのは即使えていいように思いますが、それはその場限りの言い方といえないでしょうか。日本人は少なからず義務教育を含めて英語に触れていたので、分かるのかもしれません。でも、その基礎知識がない外国の方が日本語をそのように暗記していくのは可能なのでしょうか。いつしか「どうして?なんでこうなるの?」という疑問が出てくるのではないでしょうか。それは、やがて壁になり「日本語は難しい」と言わせてしまっているのです。しかし、「1+1=2」はどうでしょう?ある程度の年齢に達している方なら誰でもわかるはずです。つまり「論理的に教える」ということです。なぜそうなるのか?そこには意味があるのです。

(3)「早く、分かりやすく、そして、楽しく」教えられる教師を育てます。
やっぱり授業は楽しくなくては続きません。ほとんどの教育機関で行われている日本語教育は義務教育ではありません。選択科目か民間であれば学習者自身の意思で通ってきています。義務教育のような時間は我々日本語教師にはありません。限られた時間内で成果を出さなくてはなりません。「難しいと言わせない」、そして「楽しく」て日本語が話せていると「実感できる」ように学習者の満足度をあげていく必要があります。それが学習意欲を継続させる秘訣です。

日本語教育を行う上で重要な「視点」「教授法」「実践力」を身につけていきます。

(4) 豊富な実技訓練で的確な指導方法を身につけた教師を育てます。
教育効果が高く・効率的に理解を促せる指導方法を、受講生が先生となり繰り返し行う模擬授業の中で体得していきます。言語を習得するには「聞く・話す・読む・書く」能力をバランスよく伸ばす必要があります。実際に自分が体を動かすことによって確信をつかんでいきます。模擬授業終了後には全体で振り返り、気づいた点を共有し、疑問点などをその場で解消できるようにしています。「頭ではわかっているけれど…」で終わらないのが、この講座の特長です。

(5) 教育計画・学習項目・教材開発能力を身につけた教師を育てます。
実際の授業で使用する実物や事物・文字・絵カードなどの教材も各自が準備・作成し、研究を重ね、何度も使える応用性のあるものに仕上げ、自分たちで考え開発していける能力を養います。講座生は模擬授業前に学習目標にあわせて授業の組み立て案(教案)を書きます。それを一緒に確認し、指導を繰り返すことにより、どのような教科書・教材を使用する場合でも、または教科書・教材がないところでは自分自身で作成し、授業を組み立てられる能力を養います。後期課程では教材(市販されている日本語教材)の比較・検討・研究なども行い、見極め、応用できる力をつけていきます。

(6) 現場主義!講座中に実習を行うことにより、即現場で活躍できる教師を育てます。
講座と並行して実習を行います。実際の外国人授業のクラスで補助教員として授業に参加し、講座で理解したことを本当の学習者の反応を見ることにより確認することができます。正規教員とともに実際の外国人レッスンの授業組み立てから共に考えていきます。講義で勉強した内容を現場で検証、そして実証していくことができます。受講中から日本語教師の感覚を身につけますので、修了後は不安なく、現場に入ることができます。

(7) 基礎から上級レベルの授業まで対応できる教師を育てます。
実際の授業の中で感じた疑問点・不安点を解消し、学習者の反応でよかったことなどを共有化し、それぞれの上達につなげます。中級・上級クラスの補助にも入ります。そのクラスではビジネス日本語や試験対策なども含まれます。それらの授業で経験を積むことにより講座の内容を応用させて、どのようなレベルの学習者・授業にも対応できることを実証します。

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2.日本語教師の仕事で大変なことは?

“日本語教師”は「職人」だと思っています。つまり“下積み”が必要。日本語教師は日本人だから、または文法書を一通り読んだだけではなれるものではないと思っています。そのためには実際の授業に立ち、色々な学習者・学習レベルを経験し、知識と経験を十字に織り成していくことではないでしょうか。

(1)授業準備に時間がかかる。
(2)思ったほど稼げない。
(3)教師自身も外国語が話せたほうがいい?

(1)授業準備に時間がかかる。
最初は授業の組み立て・進行を考えたり、教材の準備などに時間をとられます。教科書とにらめっこして何時間も過ぎてしまったと聞くことがあります。当講座ではもちろんこれらの心配点も解消できるように指導をしていきます。しかし、これは「今、自分の知識の泉を豊かにしているんだ!」と考えて間違いはないでしょう。色々な学習者やレベル・人数の対応をするため、組み立て方や進め方が一つとはいきません。しかし、この経験を積むからこそ教師としての力量が倍増してくるのです。どのような突発的な質問にも対応でき、学習者の定着度を見極め、補える教師になると確信しています。「この貴重な時間が自分の引出しとなって、自分に返ってくる!」のです。継続しての‘学びの姿勢’が必要です。

(2)思ったほど稼げない。
日本語を教えるということは、日本の文化を伝えていくことです。日本人の代表として日本を紹介する仕事といっても過言ではありません。私たちは国籍を超えて人と人との深いつながりを形成していきます。日本語教師はボランティアからプロまでいる幅の広い職業です。自分の立ち位置をどこに置くかです。自分の授業に正当な価値と評価、そして対価をいただきたいなら、それだけの努力をし、どこで、だれに、何に対して、日本語教師として活躍するかを考えることが必要です。夢を実現させるのですから受け身ではいられないはずです。もう一つ忘れてはいけないのが、自分自身の充足感・満足度を何で計るかです。

(3)教師自身も外国語が話せたほうがいい?
講座の中では日本語のみを使い、当校での外国人授業ではプライベートで特別な要望がない限り、実際に日本語のみで授業を行っています。しかし、外国語が流暢に話せる必要はありませんが、私たち教師自身が少なくとも外国語に興味を持つことは必要だと思っています。なぜなら、学習者(外国人)と同じ視点に立って、日本語を考えるためにも、私たち自身が日本語を客観的にみて、比較できる視点がもてるとより有益だと考えます。その為に、ご自分自身を外国語の環境に置いてみるのはとても良い体験であり、楽しいことだと思います。

3.シンプルに、丁寧に”が信条。

一言でいうなら「小難しい授業はしない。シンプルに、だけど、丁寧に!」という考え方をもとに教授法・指導法を開発しています。「日本語を日本語だけで効率的に教えられる」ことを基本とし、「日本語の能力・知識がゼロの方から日本語のみで授業をすすめていくことができる」教え方を取り入れています。

どうして日本語のみがいいのでしょうか?
言葉は必ずしも辞書を見ただけでは完全な理解に至りません。そこにはその言葉が生まれた背景、そこで育つように環境の中で使われてきたその国の歴史・文化が反映されているからです。私たちは「その国の言葉は、その国の言葉で学ぶ」「日本語を日本語で学ぶ、教える」ということを目指しています。「言葉を学ぶ」ことは 「文化を学ぶ」ということ。

外国語を習得する方法は多々あります。
英語の習得を例にあげてみてみましょう。英語の単語の上にカタカナがふってあったり、説明は日本語のものから、英語で説明が書かれているものまで。でも、一般的に英語で書かれているものはある程度の理解ができないと進めていくのが難しいというのが現状ではないでしょうか。先生が英語のみで授業を行う直接法と日本人の先生が日本語で説明する間接法とがあります。一言でどちらがいいとは言い切れないでしょう。直接法と間接法といっても二つだけではありません。その中には何通りもの教授法が存在します。その人にあった勉強の仕方は人の数だけあるのではないでしょうか。

あいと日本語学校の直接法は、
「学習者が習得した範囲内の日本語を運用させて、更なる次の日本語を習得していく。」
つまり、「昨日勉強した言葉を用いて、今日勉強する内容を理解していく。」ということです。
純粋な直接法を習得しておけば、後はそれを応用させ、学習者の要望に合った授業の展開ができるのではないでしょうか。私たちの教え方は「日本語を論理的に簡単に教え、学習者が理解した日本語を自分自身で使えるようにするため」の教え方です。

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4.日本語教師の信条

国際交流という大きな舞台でみると、私たち一人一人は主役であり、国際親善大使といっても過言ではありません。では、教室という舞台で見たとき、主役は誰でしょうか?私たちは日本語を勉強に来ている学習者だと思っています。義務教育でない限り「何のために日本語を習得するのか」という目的は学習者個々によって違いますが、それぞれ必ずもっています。その目的に達することができるように、各学習者の得手不得手を上手に補い、導き出し、最高に輝かせてあげられるのが、日本語教師の役割だと考えています。そして、その時、日本語教師という演出家自らも最高に輝けるのではないでしょうか。

「日本語教師の職人になる」ための信条
その一 聞き上手になる
その二 黒子になる
その三 「な~んだ そんなこと!」と言わせられる
その四 「もしかして、こういうこと?」と言わせられる

情熱があればできる!日本語教師に年齢制限はありません。思い立った時がその時!

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